2020/2/11
30代男性 会社員(つくば)
結婚している女性と不倫関係をもってしまい、不倫相手の夫より慰謝料(500万円)を請求されているとしてご相談に来られました。
当事務所へご相談にこられた段階ですでに相手方の代理人弁護士によって訴訟が提起されており、裁判所から通知文書が届いていた状態で、ご相談者様も大変あわてておられましたので、まずは落ち着いて対応するようアドバイスいたしました。
ご依頼者様としても悪いことをしたことを自覚しており責任をとるつもりはあるが、明らかに支払いきれない金額で約束することはできないので減額等をお願いしたいということでした。
既に民事訴訟が提起された後のご依頼ではありましたが、当事務所が介入して相手方の代理人弁護士と裁判外で交渉を積み重ねました。
本件は、不倫相手とその夫との婚姻期間も長期間である一方、不倫関係をもっていた期間も比較的長期間に及んでおりました。
このような場合、長年の夫婦信頼関係を傷つけた責任は重くなる傾向があります。
加えて本件では、相手方に夫との子どもがいて、しかも夫とはこの件が原因で離婚したということでしたので、夫側から高額な慰謝料を請求されてもやむを得ない事情もありました。
当方としてもこれらの事情を踏まえつつ、一方で、どちらが不倫関係の開始や維持に積極的であったか、年齢差による責任の割合等も含めて粘り強く交渉をしました。
最終的には裁判所にも事情を説明のうえ、訴訟上の和解を成立させることができました。
交渉により500万円を100万円に減額(裁判上の和解成立)
なお、本件に関して、ご依頼者様の今後の人生に影響をきたさぬよう、終局的に解決させるべく、相手方には本件に関する守秘義務を負っていただくことを求め、これに同意していただくこともできました。
2か月
※プライバシー保護の観点から、個人情報等を一部修正しております。